Lambda(カリフォルニア州サンノゼ)は、シリーズCの資金調達で3億2000万ドルを集めたと発表。US Innovative Technologyのトーマス・タル氏が率いるこのラウンドには、B CapitalやSKテレコム、T. Rowe Price Associates, Inc.が新規参加し、Crescent CoveやMercato Partnersなどの既存投資家も名を連ねた。

同社は2012年の創業以来、AIインフラストラクチャーの構築に注力。Lambda Cloudは10万以上の顧客を抱え、NVIDIA H100 Tensor Core GPUを提供することで、AI開発者からの支持を得ている。製造業やヘルスケア、金融サービスなど多岐にわたる業界にサービスを提供し、Anyscaleや楽天、The AI Instituteなどの大手企業や研究機関にも採用されている。

CEOのスティーブン・バラバンは、AIが科学や商業、産業を変えていくと強調。GPUコンピューティングの普及を目指すと述べた。USITのトーマス・タル氏も、LambdaのインフラストラクチャーがAI開発者にとって重要であると評価している。

Lambdaは、NVIDIA H100 GPUとGH200 Superchipを搭載したシステムをデプロイしたパブリッククラウドの一つ。生成AIの需要増に対応し、顧客はNVIDIA GPUを低価格で利用可能。Anyscaleの共同創設者イオン・ストイカ博士は、Lambdaのクラウドインフラストラクチャーが市場ニーズに応えていると語った。

出典:プレスリリース