レノボ(東京都千代田区)は、アジア太平洋地域のCIOを対象にしたAI採用に関するレポートを公開。IDCが作成したこのレポートによると、2024年のAI支出は前年比45%増に。AIはCIOの優先事項で最上位にランクインし、顧客体験と満足が重視されている。

ビジネスリーダーとCIOの間でAIテクノロジーに対する見解に隔たりがあることも明らかに。ビジネスリーダーは顧客体験強化に生成AIを優先する一方、CIOはセキュリティーやインフラストラクチャーを重視。多田直哉社長は、AIが競争上の優位性をもたらすと確信している日本のCIOの声を反映していると述べている。

日本のCIOは生成AIへの投資を計画しており、関心分野はビジネスインテリジェンスと生産性。しかし、AI職の採用が困難で、セキュリティーやモデル能力の限界が懸念されている。一方で、非パブリッククラウド環境でのAIワークロードが選択される傾向にあり、セキュリティー・フレームワークの強化にAIを活用している。

フリン・マロイ氏は、エッジコンピューティングの重要性が高まっていると指摘。スミア・バティア氏は、レノボがAI分野で提供するソリューションとエコシステムを通じて、顧客体験を変えていくと述べている。日本ではAIが自動化、効率化、分析、顧客体験に大きな影響を与えており、エッジの実装がAIを加速させている。

出典:プレスリリース