ロンドンに拠点を置くRegTech企業であるNapierは、anti-money laundering(AML)機能を強化するために、著名なUAEデジタルウォレットおよび決済ソリューションであるnoqodiに選ばれた。この協力は、現金に依存しない安全なデジタル経済というUAEのビジョンをサポートすることを目的としている。Napierは金融犯罪防止対策を強化するために、取引監視や顧客スクリーニングなどの一連のツールをnoqodiに提供する予定だという。

Napierのテクノロジーは、スクリーニングプロセスを改良するためのサンドボックス、多言語サポートを備えたリアルタイムおよびバッチ スクリーニング、顧客の行動を監視するための高度な分析をnoqodiに提供する。これらの機能は、noqodiによるUAE中央銀行の規制へのコンプライアンスを促進し、デジタル取引に関連するリスクを管理するように設計されているという。

中東でデジタル決済の採用が急増する中、UAEの中小企業は2022年にデジタル取引が44%増加するとみられ、noqodiのプラットフォームはNapierのソリューションから大きな恩恵を受けることになる。この提携により、noqodiのユーザーに安全で自動化された支払いシステムが提供され、強化された監視およびスクリーニング技術によってさらに安全性が高まったという。

noqodiは、金融犯罪防止において主導的な地位を維持することに尽力している。Napierの高度なソリューションを統合することで、noqodiはコンプライアンスを確保し、違法行為からデジタル決済プラットフォームを保護し、UAEの中央銀行基準に準拠し、地域のデジタル経済への移行をサポートすることを目指しているとのことだ。

出典:プレスリリース