奈良市役所はDXの流れを受け、業務のデジタル化を進めている。市民と職員の問い合わせにAIが対応し、業務負担を軽減する「アバター接客さくらさん」と「社内問い合わせさくらさん」を導入した。近畿日本鉄道奈良駅などでの実績が導入のきっかけとなった。

2024年3月18日から、奈良市役所の正面玄関と北棟玄関に「アバター接客さくらさん」が設置された。複数言語に対応し、手続きの案内を行う。解決できない内容は職員に直接つなぐことも可能だ。

4月からは「社内問い合わせさくらさん」も活用される。AIが即座に応答し、職員は専門業務に集中できるようになる。両サービスは「ChatGPT」を実装し、FAQの自動生成により運用の手間を削減している。

「AIさくらさん」はエンジンと生成AIの連携でFAQのメンテナンスを効率化する。市民の疑問解決を手助けし、問い合わせ窓口としての役割を強化する方針だ。奈良市役所のDX支援に「AIさくらさんシリーズ」のアップデートを続ける。

出典:プレスリリース