NEC(神奈川)は、データセンター需要の増加に応え、「NEC神奈川データセンター二期棟」と「NEC神戸データセンター三期棟」を開設。5月からサービスを開始し、ESG経営やDX推進を支援する。データセンター市場は、脱炭素社会への対応やDX推進によるパブリッククラウドの利用増加など、質的な変化が求められている。

同社は「NEC Digital Platform」を通じてDXを支援。新たなデータセンターは耐災害性、高セキュリティ、省電力、クラウドサービスへの接続性を兼ね備えている。2040年度の温室効果ガス排出量Net-Zero達成を目指し、新棟では100%再生可能エネルギーを使用し、グリーンデータセンターを実現した。

新棟では、高温冷水や自然エネルギークーリングを導入し、pPUEを1.16に抑える省電力を実現。太陽光パネルによる自家発電も行い、事務エリアへの給電を行っている。AIの進化に伴い、GPUサーバの高集積化に対応するため、新棟には高負荷対応エリアを設置し、将来の冷却方式の導入も検討している。

NECは、データセンターサービスの提供を通じて、クラウドサービスやSI、運用をトータルでサポートし、ビジネス拡大に貢献する方針。また、「NEC 2030VISION」で「地球と共生して未来を守る」を掲げ、デジタル技術を活用した脱炭素化を推進し、持続可能な社会の実現に努める。

ソース:NEC News Room