ニューロベイス(東京都千代田区)は、最先端の生成AIを導入したノーコード開発ツール「Jenify.ai」を発表した。日本語や英語などの自然言語を使って対話的にアプリの設計・開発が行える独自のアプリ開発インターフェイスを搭載し、これまでのノーコード開発ツールにはない柔軟なアプリ開発を実現した。OpenAI社のChatGPT(GPT-4)をはじめとする大規模言語モデルの進化は、多くの分野でパラダイムシフトをもたらしつつある。ニューロベイスは、アプリケーション開発の分野における生成AIによるパラダイムシフトを見据え、日本語や英語などの自然言語を使って対話的にアプリ開発が行えるノーコード開発ツール「Jenify.ai」を提案したという。

Jenify.aiの特徴は、対話的にアプリの設計・開発が行える「プロンプトウィザード」である。ユーザーは、作成したいアプリの目的や要件を「概要プロンプト」として、生成AIに対して対話的に入力。生成AIは、ユーザーから入力された概要プロンプトを起点に、さらに詳細な情報を得るためにユーザーに追加の質問を行う。生成AIがアプリの全体設計を行い、「データ構造」「画面定義」「ルーティング」などのアプリの構成要素別に、仕様書である「詳細プロンプト」が出力される。ユーザーは詳細プロンプトの内容をチェックし、必要に応じて、さらに追加の概要プロンプトを入力したり、詳細プロンプトを直接修正することも可能とのこと。

また、Jenify.aiはGUIによる開発にも対応する。これまでのノーコード開発ツール同様に、GUIによる開発にも対応しており、「生成AIとの対話的な開発」でも「GUIによる開発」でも、ユーザーは好みの方法で開発できる。また、GUIによって加えられた変更内容も生成AIを通して言語化され、前述の詳細プロンプトへ自動的に反映されるため、どちらの開発方法でも常に最新の仕様が反映された詳細プロンプトが残るという。

Jenify.aiでは、前述の詳細プロンプトと生成AIから出力されたプログラムコードの両方の変更差分が、バージョンとして記録される。いつ、だれが、どのような変更を加えたのかがバージョンごとに記録され、アプリ開発におけるトレーサビリティを担保。また、過去のバージョンに戻したり、派生バージョンの作成にも対応するとのことだ。

出典:プレスリリース