NVIDIA TAOは、ビジョンAIモデルの開発を簡素化するAIフレームワークを導入し、初心者から経験豊富なデータサイエンティストまでの幅広い専門知識に対応する。このフレームワークにより、開発者は転移学習を利用してAIモデルの精度とスループットを向上させながら、開発時間を大幅に短縮できるという。

NVIDIA TAOの更新バージョンには、広く受け入れられているONNX形式でモデルをエクスポートする機能など、いくつかの機能強化が加えられており、GPUやCPUなどのさまざまなプラットフォーム間での互換性が確保されている。また、画像の歪みに対する精度と回復力が向上した、高度なビジョントランスフォーマーも導入されているとのこと。

追加機能には、セグメンテーションマスクに注釈を付けるための新しいツール、自動ハイパーパラメータ調整のためのAutoML、光学式文字認識や視覚検査などのタスク用の一連の事前トレーニング済みモデルが含まれる。5.1アップデートでは大規模ビジョンの基本モデルがさらに改良され、5.2アップデートでは3Dオブジェクトのポーズのカスタマイズ機能が導入され、Vision Transformerモデルのスループットが最大化されるとのことだ。

ソース:NVIDIA Developer Blog