NVIDIAは、エッジでのビジョンAIアプリケーションの作成を簡素化するように設計された新しいマイクロサービススイートを発表した。NVIDIA Metropolisマイクロサービスは、さまざまなクラウドネイティブのビルディングブロックを提供しており、NVIDIA Jetsonプラットフォーム上の拡張されたAPIセットによって強化されている。このアップデートは、エッジAIアプリケーションに取り組む開発者の開発および展開プロセスを迅速化することを目的としている。

最新のJetsonマイクロサービスは、AIアプリケーションスタックを最新化し、ワークフローを最適化し、将来も確実なセキュリティー対策を確保するように設計されている。開発者は、さまざまなAPIやマイクロサービスを通じて、最先端の生成AIの進歩を簡単に統合できるようになった。これらには、ビデオの保存と管理、事前構築されたAI認識パイプライン、追跡アルゴリズム、システム監視のためのツールに加え、安全なエッジからクラウドへの接続を確保するIoTサービスが含まれる。

Jetson用のNVIDIAのMetropolisマイクロサービスは、本番環境にすぐに使えるように設計されており、アプリケーションの重要なニーズに対応する事前構築されたコンポーネントを備えた合理化された開発プロセスを提供する。このプラットフォームのクラウドネイティブアーキテクチャーはモジュール式で拡張可能で、柔軟な開発環境を提供する。開発者はさまざまなドメインにわたる15を超えるマイクロサービスにアクセスできるため、独自の知的財産の作成と市場での製品の差別化に集中できる。いくつかのNVIDIAパートナーは既にこれらのマイクロサービスを自社のソリューションに統合しており、新しい協力者が定期的に参加している。

開発者が使い始めるのを支援するために、NVIDIAは、Jetson用のMetropolisマイクロサービスの可能性を実証する2つのリファレンスアプリケーションを含めた。AI対応ネットワークビデオ レコーダー(AI-NVR)は、ビデオ処理とAI分析に複数のマイクロサービスを利用する包括的なアプリケーションを紹介する。さらに、ゼロショット検出用の生成AIアプリケーションが提供されており、開発者がプロ​​ンプトを使用してライブストリーム内のオブジェクトを検出できるAIアプリケーションのプロトタイプを作成して展開する方法を示している。これらのリファレンスワークフローは、クラウド接続を備えた完全なエッジAIアプリケーションを構築するための、マイクロサービスとAPIの一貫した統合に焦点を当てている。

ソース:NVIDIA Developer Blog