OCH(沖縄県那覇市)は、AIを駆使した多言語同時翻訳サービス「SmaLingual(スマリンガル)」の販売を開始するとのこと。専用機器不要で、16言語への翻訳が可能なこのサービスは、音声認識と合成機能を備え、言葉の壁を越えた円滑な会話を実現するという。

新型コロナウイルスの影響が落ち着き、日本への渡航制限が緩和される中、インバウンド需要が回復している。多言語対応が求められる国内サービス業において、即戦力となる人材の確保は困難であるが、「SmaLingual」はそのギャップを埋める手段として提供されるという。

「SmaLingual」はアプリのダウンロードが不要で、観光から公共機関まで幅広く利用できる。1対1の対応はもちろん、日本語から複数言語への一括翻訳も可能で、英語や中国語、東南アジア言語などに対応しているという。

ラインナップには、透過型ディスプレーを組み合わせた「SmaLingual PRO withディスプレー」や、多人数・多言語対応の「SmaLingual PRO」、1対1コミュニケーションに適した「SmaLingual Single」がある。今後は「日本語対 日本語」翻訳や、会議内容を議事録として残すサービスの展開も予定しているとのことだ。

出典:プレスリリース