ワンストップ(大阪市北区)は、新型コロナ特例貸付GPTを開発し、生活福祉資金の問合せ対応を効率化する。このシステムは、借受人からの質問に24時間365日自動で応答する。米OpenAI社のChatGPTを基盤にしており、GPT-4アーキテクチャーを使用しているが、GPT-3.5モデルでも対応可能だ。

新型コロナウイルスの影響で経済的困難に直面する世帯を支援する特例貸付の償還に関する問合せが増加している。これに対応するため、特化したChatGPTを開発し、社会福祉協議会の職員が本来の業務に集中できるようにした。AI技術により、迅速かつ正確な情報提供が可能となる。

特例貸付GPTの特長は、カスタマイズ性と多言語対応機能にある。地域や借受人のニーズに合わせて設定変更が可能で、制度変更時も迅速に情報を更新できる。これにより、借受人は手続きをスムーズに進めることができる。

新型コロナ特例貸付GPTは、日本語や英語だけでなく、スペイン語やポルトガル語など多言語に対応している。社会福祉協議会は、このツールを利用して問合せ対応の質と速さを向上させることができる。ワンストップは今後も社会福祉の発展をサポートするサービスを提供する予定だ。

出典:プレスリリース