オラクル(テキサス州オースティン)とNVIDIA(カリフォルニア州サンノゼ)は、ソブリンAIソリューションを世界に提供するための協力を拡大すると発表。オラクルの分散クラウド、AIインフラ、生成AIサービスとNVIDIAの技術を組み合わせ、AIファクトリーを実現し、経済成長を促進する。

オラクルCEOのサフラ・キャッツは「AIがビジネスやポリシーを再構築しており、デジタル主権の強化が必要」と述べる。NVIDIAのジェンスンフアンも「生成AIがイノベーションを促進する時代に、データ主権は不可欠」とコメント。

この提携により、「OCI Dedicated Region」や「Oracle Alloy」などを通じて、データ主権を支援するAIソリューションが提供される。66のクラウド・リージョンで100以上のサービスが利用可能になり、ITの移行やモダナイゼーションをサポート。

オラクルはNVIDIAのアクセラレーテッドコンピューティングインフラとAIソフトウェアを活用し、NVIDIA NIM推論マイクロサービスなどを含む新サービスを提供。NVIDIA Grace Blackwellを「OCI Supercluster」と「OCI Compute」で利用する計画も発表。ソブリンAIソリューションは即時利用可能で、詳細はオラクルのウェブサイトで確認できる。

出典:プレスリリース