Oracleは、高度なクラウドおよびAIソリューションを提供することで組織の意思決定能力を強化するために、Palantirと戦略的パートナーシップを締結した。このコラボレーションは、オラクルの分散クラウドおよびAIインフラストラクチャーとPalantirのAIおよび意思決定加速プラットフォームを活用して、世界中の企業や政府を支援することを目的としている。このパートナーシップは、効率性とパフォーマンスを向上させながら主権要件を満たし、組織がさまざまな業界で優位に立つことができるように設計されている。

Palantirは、FoundryワークロードをOracle Cloud Infrastructureに移行する予定であり、GothamおよびAIプラットフォームをOracleの広範なクラウドネットワーク全体で利用できるようにする。これには、パブリック クラウドリージョン、専用リージョン、防衛およびインテリジェンス顧客向けにカスタマイズされた特殊な環境が含まれる。Oracleのクラウド機能とPalantirのプラットフォームの統合により、主権やセキュリティー標準を犠牲にすることなく、効果的なデータ統合と意思決定に必要なツールが組織に提供されることが期待される。

オラクルの副社長ランド・ウォルドロン氏は、AIとクラウドサービスのフルスイートを世界中に提供できるハイパースケーラーとしての同社のユニークな立場を強調した。オラクルのクラウドインフラストラクチャーとパランティアのデータおよびAIプラットフォームの相乗効果により、さまざまな環境で顧客に競争上の優位性を提供できると期待されている。パランティアのエグゼクティブバイスプレジデント、ジョシュ・ハリス氏は、このパートナーシップが西側諸国の利益と機関を支援することに注力していることを強調し、Oracleクラウドインフラストラクチャーの汎用性により、その世界的な影響力が拡大するだろうと述べた。

Oracleとパランティアの提携はテクノロジーの統合にとどまらず、両社はさまざまな分野でクラウドおよびAIサービスを共同で販売およびサポートする。パートナーネットワークによって強化されたオラクルのAI戦略は、パランティアのAI機能を強化し、顧客の意思決定プロセスを加速することを目指している。オラクルの防衛およびインテリジェンスにおける豊富な経験を生かし、このコラボレーションは防衛業界に強力な新機能をもたらすことを目指している。

出典:プレスリリース