Oracleは、さまざまなビジネスドメイン全体で意思決定とユーザーエクスペリエンスを強化することを目的として、Oracle Fusion Cloud Applications Suite内の新しい生成AI機能を発表した。AIの機能強化は、財務、サプライチェーン、人事、顧客対応のワークフローに統合されており、Oracle Guided Journeysの拡張の一部だ。この拡張により、特定の業界のニーズに合わせてAI機能をさらにカスタマイズできるようになる。

オラクルのアプリケーション開発担当エグゼクティブバイスプレジデントであるスティーブ・ミランダ氏は、顧客に利益をもたらすイノベーションへの同社の献身的な姿勢を強調した。オラクルによるアプリケーションでのAIの使用は新しいものではないが、スイート全体にわたる追加の生成AI機能の導入は、生産性の向上、コストの削減、より深い洞察の提供を目的としている。AIサービスはOracle Cloud Infrastructure (OCI)上に構築されており、顧客データのプライバシーとセキュリティーを尊重するように調整されている。

Oracleの生成AIサービスは、現在50を超えるユースケースを超えており、Oracle Fusion Applications内に組み込まれている。これらのサービスはOCI上に構築されており、大規模な言語モデルプロバイダーと顧客データを共有することなく、そのAI機能を活用する。AI機能は、財務、サプライチェーン、人事、カスタマー エクスペリエンスなどのさまざまな機能に及び、財務に関するインサイトナラティブ、サプライ チェーンに関する商品説明の生成、カスタマーエクスペリエンスに関するサービスウェブチャットの概要などの機能を備えている。

Oracle Guided Journeysの拡張フレームワークが強化され、顧客やパートナーが独自の生成AIツールをOracle Fusion Applicationsと統合できるようになった。このフレームワークは、業界固有の要件に応えるために、優先される大規模言語モデルプロバイダーの使用をサポートする。オラクルのAIサービスは、OCIの高性能インフラストラクチャーを活用しており、AIモデルの迅速なトレーニングとイノベーションを促進する。Oracleは、エンタープライズを中心としたイノベーターを引きつけてOCIを基盤に構築し、継続的な改善のサイクルに貢献し続けている。

出典:プレスリリース