ピアソンは、2024年8月までに世界中の学生を支援することを目指し、AIを活用した学習ツールの範囲を拡大する計画を発表しました。昨年8月から米国の教育現場に導入されているこれらのツールは、科学、工学、数学、ビジネスなどの科目を網羅するさまざまな高等教育の教科書やMastering学習プラットフォームに組み込まれる予定です。この決定は、米国の学生調査で大多数の学生がAIツールが学習に有益であると回答したという肯定的なフィードバックを受けてのものです。

ピアソンの上級幹部であるエブラヒム・マシューズ氏は、学業上の課題をサポートするために効率的で信頼性の高いAIテクノロジーを求める学生のニーズに応えるという同社の取り組みを強調しました。これらのAI学習ツールの国際的な展開は、ピアソンの豊富なコンテンツを活用して、大学での取り組みやそれ以降の学生を支援し、パーソナライズされた支援を提供するように設計されています。

世界中の生物学の学生向けの主要なテキストであるピアソンのキャンベル生物学にAI学習ツールが組み込まれたのは、この拡大の一環です。共著者のリサ・ウリー氏は、生成型 AI が世界中の学生と教員の教育体験を豊かにする可能性に熱意を表明しました。この動きは、2024 年 8 月までに米国の 40 以上の電子教科書と教育プログラムに AI を組み込むというピアソンのより広範な戦略の一環であり、教育における責任ある AI の応用に対する同社の献身を示しています。

出典:プレスリリース