RWSは、Language Weaverが開発した革新的な言語AIツールである「Evolveのベータ版」のリリースを発表した。このツールは、安全なニューラル機械翻訳、言語学者によって検証された品質推定、および大規模な言語モデルを組み合わせている。この人間と人工知能の融合により、人間に近い品質の翻訳を作成するのに必要な時間を大幅に短縮することを目的としているという。

Evolveの特許出願中の機能は、まずLanguage Weaverによるコンテンツの初期翻訳を精査し、品質を評価し、改善すべき領域を提案する。次に、Language Weaverの言語専門家によって洗練された大規模な言語モデルを採用して、さらなる編集が必要なコンテンツ部分をターゲットにし、そのコンテンツの強化された翻訳をほぼリアルタイムで自動的に提供する。Language Weaverは、プロセス全体を通じてクライアントのコンテンツと情報の機密性を確保するという。

RWSの社内言語専門家とデータサイエンティストは、Evolveの開発のあらゆる段階に不可欠な存在だ。Language Weaverのイノベーションにより、企業は人間と同等の翻訳品質をほぼ瞬時に提供するプラットフォームの恩恵を受けることができ、翻訳プロセス中に人間の介入に必要な時間が大幅に短縮される。これにより、言語専門家は、注意が必要なコンテンツにスキルと文化的専門知識を集中させることができるとのこと。

RWSとLanguage Weaverの連携により、翻訳量の増加と所要時間の短縮が可能となり、組織にいくつかのメリットがもたらされる。ハイテク企業は、全てのタッチポイントにわたってグローバルな製品エクスペリエンスを向上させることができる。小売業者は顧客エクスペリエンスを向上させて世界的な収益を高めることができる。高度に規制されている業界では、翻訳精度の向上により大きな信頼を得ることができる。Evolveの初期ベータ版の顧客には、テクノロジー大手のDellやその他のさまざまな業界の大手企業が含まれるとのことだ。

出典:プレスリリース