シュナイダーエレクトリック(フランス、リュエイユ・マルメゾン)は、生成人工知能(GenAI)を活用し、顧客支援と社内業務の変革を進めている。Microsoftとの長年の協力関係を基に、Microsoft Azure OpenAIを統合し、テキストやコードなどのコンテンツを生成するソリューションを開発。これにより、業務プロセスの再構築、時間のかかる作業の合理化、リソース配分の最適化、スピードと効率の向上が可能となった。また、生成AIを適用し、製品ポートフォリオの進化を継続的に推進しているとのこと。

シュナイダーエレクトリックは、Microsoft Azure OpenAIを通じた大規模言語モデル技術を使用し、Resource Advisorに組み込まれたデジタルコンパニオンとしてCopilotを構築。これにより、強化されたデータ分析、可視性、意思決定サポート、パフォーマンス最適化を提供し、複雑な業界知識とResource Advisorのシステム情報をシームレスに処理する機能を提供している。また、Microsoft Azure OpenAI Serviceに基づく社内会話アシスタント「Jo-Chat GPT」を導入し、従業員が生成AI機能を安全に利用できるようにしているとのこと。

さらに、シュナイダーエレクトリックは、年間1000万ユーロの節約に貢献する会話型アシスタント「Finance Advisor」を提供。経理やグローバルファイナンスの財務アナリストに対し、正確な情報を見つけるための簡単で効果的な方法を提供し、一貫性のある、コンプライアンスに準拠した、タイムリーな意思決定を行うことに役立てている。また、顧客対応担当者がお客様からの問い合わせに対して正確な情報を見つけられるよう支援する会話型アシスタント「Knowledge Bot」を導入。膨大な社内文書に基づいて適切な回答を提案するとのこと。

シュナイダーエレクトリックは、生成AIを採用し、Microsoft Azure OpenAIと統合したことで、エネルギー管理と産業オートメーションにおける技術進化の最前線に立ち続けるという同社のコミットメントを明確に示している。両社は先進技術を活用して効率化を推進し、進化を促進し、持続可能な成長を達成することに注力しているとのことだ。

出典:プレスリリース