SEALSQ Corpは、ダボスで開催されたAIラウンドテーブルで、機械学習ツールWISeAI.IOを通じたサイバーセキュリティーの強化とデジタルIDの管理に焦点を当てた新しいAI戦略を発表した。このツールは、高度なアルゴリズムを採用して、インターネットに接続されたさまざまなデバイス間でデジタルIDとのやり取りを監視し、高度なサイバー脅威に対する重要な保護を提供する。

同社のAIoT戦略は、半導体、スマートセンサー、IoTシステム、AIをデータクラウドと統合し、イノベーションとDXのための包括的なプラットフォームを提供する。SEALSQのSecure ElementとWISeKey Root of Trustを活用したWISeAI.IOには、ポスト量子半導体技術が組み込まれ、異常検出および認証機能が強化される。

16億個を超える半導体デバイスを搭載したSEALSQのエコシステムは、自律型IoTデバイスの学習機能を強化する生成AIの統合の恩恵を受けている。このテクノロジーにより、自動運転車でのより効果的なナビゲーションとスマートホーム デバイスでのパーソナライズされたエクスペリエンスが可能になり、よりスマートなエネルギー使用とコスト削減につながる。

SEALSQ CEOのカルロス・モレイラ氏が司会を務めるダボス会議では、専門家らが分散型AIフレームワークの倫理、安全性、プライバシーに関する懸念について議論した。このイベントは、AI機能の責任ある拡大を管理するためのその他の取り組みの中でも、倫理的なAIガイドラインの確立、堅牢な安全プロトコルの開発、公共政策インターフェイスの強化などの決議で終了した。

出典:プレスリリース