Seeed Studioは、NVIDIAと提携して、NVIDIA Jetson Orinを搭載したJetson上のNVIDIA Metropolis Microservicesを使用して、reThingsハードウェアプラットフォームを強化した。このコラボレーションは、ビジョンAIおよび生成AIアプリケーションの開発および展開プロセスを簡素化し、AIの作成、推論パイプライン、およびスケーラブルな展開をサポートする最新のソフトウェアスタックを提供することを目的としている。このパートナーシップは、開発者がプロ​​ジェクトを開始するためのマイクロサービスとリファレンスワークフローの包括的なスイートを提供することで、開発者に利益をもたらすことを目的としている。

Jetson上のNVIDIA Metropolis MicroservicesをSeeed Studioの製品に統合することで、合成ビジュアルコンテンツの作成が可能になり、ビジョンAIの状況が変わる。この進歩は、シミュレーションやAIモデルのトレーニングなどの動的アプリケーションに特に役立つ。最大275 TOPSのAIパフォーマンスを誇るNVIDIA Jetson AGX OrinおよびOrin NXシステムにより、複雑なAIモデルのローカル実行が可能になる。開発者による生成AIの活用をサポートするために、NVIDIAはMetropolis Microservicesベースのシステムに簡単に統合できるPythonモジュールのセットを提供している。

Seeed StudioのreThingsシリーズは、NVIDIA Jetsonテクノロジーを活用して、さまざまな産業アプリケーションに合わせて調整された一連のエッジデバイスを提供する。これらのデバイスは、スケーラブルな生産に適した堅牢な冷却設計を備え、高いAIパフォーマンス、エネルギー効率、ハイブリッド接続を実現するように設計されている。NVIDIAのソフトウェアエコシステムと互換性のあるこれらの組み込みAIシステムは、スマートシティ、セキュリティー、産業オートメーション、高度なロボット工学など、複数の分野にわたるAI製品の迅速な開発を促進する。

ハードウェアの進歩に加えて、Seeed StudioはCVEDIAと協力して、NVIDIAのMetropolis Microservicesを通じてreThingsエッジデバイス上でAIを活用したビデオ分析ソリューションを提供している。NVIDIAのフリート管理パートナーであるAllxonは、ビデオストレージ ツールキットをAllxonプラグインステーションに統合し、エッジAIデバイスの導入と管理を合理化した。今後を見据えて、Seeed Studioは、2024年にJetson Orinを搭載したreThingsハードウェアソリューションを拡張する予定で、さまざまな産業環境の多様なハードウェア要件を満たし、ビジョンAIと生成AIを業界の展開にさらに統合することを目指している。

出典:プレスリリース