著名なデジタルワークフロー企業であるServiceNowは、Amazonウェブサービス(AWS)との5年間の戦略的コラボレーション契約を発表した。2024年初めから、ServiceNowのプラットフォームとソリューションスイートは、AWS MarketplaceでSoftware-as-a-Service製品としてアクセスできるようになる。この提携では、AWSでホストされる業界固有のAIを活用したビジネスアプリケーションの共同開発と立ち上げも行われるという。

このパートナーシップは、AWSのスケーラビリティーとServiceNowのインテリジェントプラットフォームを組み合わせてDXすることを目的としている。これにより、お客様はパフォーマンスを最適化し、俊敏性を維持し、より柔軟で効率的なインフラストラクチャー管理環境を提供できるようになる。両社はまた、生成AIエンジニアリングの専門知識を新しい自動化アプリケーションに適用し、最初は製造、サプライチェーン、コールセンター、クラウド変革のユースケースの変革に焦点を当てるという。

ServiceNowと、Fortune 500企業の約85%にサービスを提供するAWSは、AWSネイティブの顧客向けに統合ソリューションを開発した。これらには、AIコールセンターソリューションとクラウド変革ソリューションが含まれる。前者により、企業はAWS AIテクノロジーとServiceNowワークフローを活用した高度なコンタクトセンターを迅速に確立できるようになり、後者により、クラウドワークロードの包括的な可視化が可能になり、AIOps、SecOps、リスクの成果を促進できるという。

ServiceNowはまた、AWSおよび大手自動車メーカーと協力して、ServiceNowのAI機能とAWSのAIサービスを使用した革新を行っている。新しいソリューションには、自動車製造ソリューションとサプライチェーンソリューションが含まれる。前者は、ServiceNowの顧客および作成者のワークフローをAWSデータレイク上に適用して、車両や製造プロセスからの実用的なデータを修復する。後者は、サプライチェーン管理のための合理化されたソリューションを顧客に提供し、リアルタイム データと機械学習によって予測と運用効率を強化するとのことだ。

出典:プレスリリース