SKネットワークスは、技術革新の世界的拠点であるシリコンバレーに「PhnyX Lab」を開設し、人工知能(AI)能力の強化に向けて大きな一歩を踏み出した。同社のCEOであるホジョン・リー氏は、スタンフォード大学の研究者や大学院生など、トップクラスのAI人材の専門知識を活用することを目的としたこの新しいAI技術開発組織の設立を発表した。PhnyX Labは、AIサービスの開発と検証、およびSKネットワークスとその子会社内でのAI技術の統合において極めて重要な役割を果たすことになる。

​​同社の社長兼COOであるチェ・ソンファン氏は、開所式でPhnyX Labの戦略的重要性を強調した。同氏は、このラボがAI研究とビジネスモデルの革新をリードする力になる可能性を強調した。チェ氏のPhnyX Labのビジョンには、AI技術の研究を進めるだけでなく、ビジネス向けの実用的なアプリケーションを作成することも含まれている。このラボの設立は、SKネットワークスのグローバル競争力を強化し、国際舞台で競争できるAIベースのサービスを開発するというより広範な戦略の一環である。

SKネットワークスは、さまざまなスタートアップへの投資やデータ管理ソリューション企業「Encore」の買収を通じて、AI分野での存在感を積極的に拡大している。同社の2026年までに営業利益を3倍にするという野心的な計画には、SKマジックやウォーカーヒルなどのコアビジネスにAIを統合することが含まれている。チェ氏の米国訪問にはAI技術企業との戦略会議も含まれており、SKネットワークスがパートナーシップを促進し、AI分野で新しいビジネスチャンスを模索する姿勢を示している。

PhnyXラボの立ち上げは、SKネットワークスがAIサービスの提供を強化し、業界内での地位を固めようとしている中で、重要な節目となる。コラボレーションとイノベーションに重点を置くこのラボは、AI技術の進歩をもたらし、急速に進化するデジタル環境における同社の成長と成功に貢献すると期待されている。

出典:プレスリリース