ヨーロッパの著名なライフサイエンスベンチャーキャピタルであるSofinnova Partnersは、高度な計算能力と同社の半世紀にわたる業界知識を組み合わせた人工知能プラットフォームである「Sofinnova.AI」を発表した。このプラットフォームは、初期段階のライフサイエンス企業に関する世界で最も広範な独自のデータセットを活用し、ライフ サイエンスのイノベーション発見に関する比類のない洞察を提供するという。

このプラットフォームは、人類の科学的知識の世界全体をリアルタイムで監視する、構造化され、常に更新されるデータベース上に構築されている。このデータベースには、9,000万人を超える科学出版物の著者、4,000万件の科学出版物、10万の研究機関、450万件の公開特許、45万件の臨床試験、200万の企業、150万人の創設者が含まれているとのこと。

Sofinnova.AIには、構造化データベースに加えて、同社が長年にわたって収集した全ての独自情報と専門家の意見が組み込まれている。このプラットフォームは、ChatGPTに似たテクノロジーであるカスタム大規模言語モデル(LLM)を含む、独自のデータ分析ツールスイートを備えているという。

これらのツールを使用すると、Sofinnovaチームはこの膨大なデータベースを効率的にクエリーできるようになる。これらにより、同社は隠れたライフサイエンス研究拠点を特定し、新たな科学トレンドを予測し、他の多くのアプリケーションの中でもとりわけ次の革新者の波に取り組むことが可能になるとのことだ。

出典:プレスリリース