Supermicro(カリフォルニア州サンノゼ)は、AIやクラウドなどの分野で活躍するITソリューションメーカーである。最新のSuperClusterソリューションを発表し、生成AIの展開を加速すると伝えている。このソリューションは、大規模言語モデル(LLM)インフラストラクチャーの基盤となる。

同社のSuperClusterには、3種類のシステムがあり、4U液冷システムや8U空冷システムが含まれる。これらは、LLMトレーニングや大量の推論処理に特化して設計されている。また、1U空冷Supermicro NVIDIA MGXTMシステムは、クラウドスケールの推論に最適化されている。

チャールズ・リアンCEOは、AIの時代において、コンピューティングの単位がクラスターで測定されると述べている。Supermicroは月産5000ラックの製造能力を持ち、迅速に生成AIクラスターを提供できると強調している。64ノードのクラスターでは、400Gb/sのNVIDIA Quantum-2 InfiniBandとSpectrum-Xイーサネットネットワークを備え、512基のNVIDIA HGX H200 GPUを構築可能だ。

NVIDIA社のカウストゥブ・サンガニVPは、NVIDIAの技術により、システムメーカーが次世代型AIワークロードを高速化できると述べている。Supermicroは、NVIDIAのプラットフォームを活用し、データセンターに容易に展開できるサーバーシステムを提供する。

Supermicroの液体冷却テクノロジーは、GPUとCPUを最適な温度に保ち、パフォーマンスを最大化する。この技術により、データセンターの電力コストを最大40%削済み、スペースも節約できる。詳細はSupermicroのウェブサイトで確認できる。

出典:プレスリリース