ユーザーローカル(東京都品川区)は、東京都港区にAIチャットボットを活用した自動応答システム「サポートチャットボットfor LGWAN」の提供を開始したと発表した。これは、庁内の問い合わせ対応効率化を目的としたもので、総合行政ネットワークLGWANに対応しているという。

港区は、AIやRPAの活用拡大、テレワークの推進、職員間コミュニケーションを向上するためのチャットツールなどを導入し、デジタルトランスフォーメーションを推進している。庁内職員からの業務関連の質問に対しては、電話やメールなどを中心に問い合わせ対応を行っていたが、問い合わせ対応業務の効率化・適正化が求められていたという。

そこで、港区はサポートチャットボットfor LGWANを導入したとのこと。チャットボットは庁内の端末から職員が利用でき、業務に関する疑問点に24時間リアルタイムで回答できる。さらにマニュアルなどの書類管理についても、チャットボットに質問をすると、質問に関連する書類をチャットボットが表示し、書類の内容を確認することが可能となるという。

これにより、問い合わせする職員がいつでも必要・正確な情報を入手できる上、問い合わせ対応する職員の業務効率化や適正化も実現できる。また、チャットボットを通じて庁内職員からの質問内容が蓄積され、AIの学習により回答精度も向上していくことが期待される。ユーザーローカルはサポートチャットボットを通じて、今後も港区の業務効率化を支援していくとのことだ。

ソース:Press Release|User Local