Sync8(福岡市)は、小売・流通業界のデジタル化を支援するVCファンド「New Commerce Ventures」(品川区)が運営する「New Commerce Explosion投資事業有限責任組合」からの資金調達を通じて、シードラウンドの1stクローズを達成した。AIを駆使したeコマース運営支援サービス「Sync8」を提供し、労働力不足の解消に貢献することを目指す。

同社はAIアルゴリズムを活用し、商品管理から顧客対応までの業務を自動化することで、eコマース事業者の運営を効率化する。直感的なダッシュボードを通じて、在庫や販売データを視覚的に分析し、意思決定を支援する。AIエンジンは継続的にデータを学習し、精度を向上させる。

さらに、個々のユーザーのデータを分析し、パーソナライズされたアドバイスを提供することで、事業者に寄り添った支援を行う。トロントのスタートアップやIITHの片岡准教授との協力により、専門知識がなくても高度なデータ分析が可能な機能を開発中である。

今回の資金調達により、AI技術の進化と自動化機能の拡張、他社サービスとの連携強化、研究機関との協業、グローバル展開の推進を図る。これにより、EC事業者が本業に集中し、地域経済の活性化や雇用創出にも寄与することを目指す。

出典:プレスリリース