Synopsys, Inc.は、社長兼CEOのSassine Ghazi氏が語ったように、SNUGコンファレンスでの一連の発表によりテクノロジーコミュニティーの関心を呼び起こした。ガージ氏は、人工知能とテクノロジーが日常生活にますます統合されている現在の時代において、研究開発チームが直面する重要な機会と課題について語った。同氏は、研究開発能力と生産性の向上において世界の技術エンジニアリングチームを支援するという同社の取り組みを強調した。

設計効率を高める取り組みの一環として、Synopsysは、DSO.aiやVSO.aiなどのアプリケーションを含むSynopsys.aiを導入し、パフォーマンス、電力、領域の最適化において大幅な向上を実現した。同社はまた、3D設計空間最適化のためのAI駆動ツールである3DSO.aiと、マルチダイシステム アーキテクチャーの探索を促進するPlatform Architect - Multi-Dieも発表した。これらのイノベーションは、設計プロセスを合理化し、マルチダイシステムの複雑さに対処することを目的としている。

同社はまた、システム検証におけるパフォーマンスと容量の向上に対する需要の高まりに応えるために設計された、新しいハードウェア支援検証システムも発表した。新しいシステム、ZeBu EP2およびHAPS-100 12は、AIワークロードやマルチダイシステムを含む複雑な半導体設計の検証をサポートすることを目的としている。これらのシステムは、設計リスクを軽減し、半導体設計が意図した通りに機能することを保証するためのSynopsysの戦略の一部だ。

さらに、Synopsysは、顧客がオンプレミスのデータセンターからクラウドに「バースト」することでピーク需要を効率的に管理できるハイブリッドクラウド製品である、Synopsysクラウドハイブリッド ソリューションを発表した。このソリューションは、エンジニアリングの生産性を向上させ、プロジェクトのスケジュールを加速するように設計されている。さらに同社は、Intrinsic IDの買収により半導体IPポートフォリオを拡大し、物理的な複製不可能な機能IPを製品に追加し、安全なSoC設計を支援している。

出典:プレスリリース