日本テラデータ(東京都港区)はAIを駆使し、国内企業の事業創出と業務拡張を後押しする「AI/MLイノベーションサービス」の提供を開始した。このサービスは、生成AIを含む先端AI技術に焦点を当て、データ分析と活用を通じて業務効率化や新規事業の創出を目指す。

同社の専門チームは、業界のトレンドや課題に精通したコンサルタントやITアーキテクト、データサイエンティストから成り、顧客のAIプロジェクトを総合的にサポートする。10週間という短期間で、ビジネス課題の選定から解決策の策定、アーキテクチャーの設計までを行う。

提供内容には、データで解決すべき課題の特定、必要なデータと分析手法のリストアップ、AI/MLの活用方法提案、システムアーキテクチャーの可視化と将来設計、課題の因果関係と優先順位の検討、費用対効果の算出などが含まれる。これにより、高いROIを実現するプロジェクト提案が可能となる。

日本ではDX推進が始まって5年以上が経過するも、国内の展開はまだ発展途上にある。総務省の調査によると、米国と比べてDXの進行度は半分程度であり、データ活用の目的にも日米で差異があるとされる。Teradataは、AI/MLやIoT、クラウドをビジネス価値向上や新規事業創出に活用する動きが増す中、専門チームによるサービスで企業のDXを強力に支援する方針だ。

出典:プレスリリース