グラファー(東京都渋谷区)は、東邦ガス(愛知県名古屋市)が生成AIの業務活用を推進するプロダクト「Graffer AI Studio」をグループ全体で約1,500名に導入したと発表した。グラファーは、チャットサービスや社内データのみを元にした高精度なAI情報検索ができる「ナレッジベース」などの提供に加え、業務で生成AIを活用するための課題分析やゴール設定に伴走し、一時的にではなく中長期的に、社員一人一人が生成AIを活用していくための研修や人材育成コンテンツの提供まで包括的に支援しているとのこと。

東邦ガスは、1922年の創業以来、都市ガスをはじめとして、LPG事業や電気事業の立ち上げなど、地域におけるエネルギーの安定供給に貢献してきた。2050年カーボンニュートラル実現に向けた動きやコロナ禍を契機とした急速なデジタルシフトなど、取り巻く環境はかつてないほど変化している。こうした状況で、グループの全社員が共通の考え方を持ち、2050年の社会の姿や2030年代半ばまでの目標を新たなビジョンとして策定し、現在、社員全員がその達成に向けて取り組んでいる。その取り組みの一つとして、生産性高く働ける環境の整備などがあったとのこと。

このような背景から、東邦ガスは、社員の生産性向上などを目的として、グループ会社約30社に在籍する社員を対象に「Graffer AI Studio」の申込制での導入を開始した。導入の決め手には大きく3つのポイントがあげられる。一つ目は、グラファーがプライバシーマークおよび情報セキュリティーマネージメントシステム(ISMS)認証を取得していることや、東邦ガスの定めたセキュリティー基準をクリアしていることを踏まえ、高いレベルのセキュリティー、コンプライアンス、及びデータガバナンスの担保が可能だと評価されたことだ。

出典:プレスリリース