エンタープライズオートメーションおよびAIソフトウェアのリーダーであるUiPathは、プラットフォーム内の新しい生成AI機能を発表した。これらの機能強化は、企業が独自の課題やユースケースに特化したAIモデルを活用できるよう支援することを目的としている。同社は、本日予定されている仮想AIサミットでこれらの機能をデモンストレーションする。

UiPathビジネスオートメーション プラットフォームには、文書処理や通信などの特定のタスクに合わせて調整された生成大規模言語モデル(LLM)、つまりDocPATHとCommPATHが含まれるようになった。これらのモデルは、企業が特定のニーズに合わせてAIを微調整できる機能を提供することで、汎用AIモデルよりも優れたパフォーマンスを発揮するように設計されている。さらに、UiPathは、ビジネス固有のデータを組み込むことでGenAIモデルの精度を向上させる機能であるContext Groundingを導入しており、4月にプライベートプレビューを開始する予定だ。

UiPathはまた、IBMと協力してGenAIコネクターとIBMのwatsonx.aiを統合し、顧客にさまざまな基本モデルへのアクセスを提供している。このパートナーシップにより、複雑な自動ワークフローへのAIの導入が促進され、洞察力と効率が向上する。IBM Watson Connectorは、Integration Service Connectorカタログから入手できるようになった。

さらに、UiPathは、自動化の作成とテストの生産性を向上させるために設計されたGenAI搭載ツールのスイートであるAutopilot for Developers and Testersを発表した。これらのツールは現在プレビュー段階にあり、一般公開は6月を予定している。このプラットフォームには、UiPath AI Trust Layerを活用する新しい事前構築済みGenAIアクティビティーも搭載されており、自動化ワークフローでの高品質のAI予測の迅速な展開が可能になる。

出典:プレスリリース