リアルタイム3Dコンテンツを作成および成長させるための主要なプラットフォームであるUnityは、年次開発者会議であるUniteで一連のAIイノベーションとプラットフォームのアップデートを発表した。このアップデートには、コンテンツ作成を簡素化するために設計されたAIを活用した一連の機能であるUnity Museへの早期アクセスが含まれている。以前はクローズドベータ版であったUnity Museは、コンテンツ作成プロセスの強化を目的としたMuse Chat、Muse Sprite、Muse Textureなどの機能を提供する。このプラットフォームは、Unityが所有またはライセンス供与したデータと画像に基づいてトレーニングされたカスタム構築の深層学習モデルを利用しているという。

Unity Museは独立型製品として月額30ドルで利用できるようになった。購読者は、Muse Animate、Muse Behavior、Muse Sketchなどのプレリリースの今後の機能にも優先的にアクセスできる。これらの機能は開発プロセスをさらに簡素化するように設計されており、開発者はコードを必要とせずにキャラクターのアニメーション化、キャラクターのインタラクションの設定、3Dプロトタイプの作成を行うことができるという。

Unity Museに加えて、同社は、2024年に予定されている次のメジャーソフトウェア リリースであるUnity 6のリリースも発表した。Unity 6は、パフォーマンスの大幅な強化、マルチプレーヤーゲームの作成と拡張の加速、AIサポートの強化を備えた高度なビジュアルを提供することを目指している。このソフトウェアは、次のレベルのモバイル機能と革新的なVRデバイスのサポートも提供し、ゲーム開発で可能なことの限界を押し広げる。

Unityはまた、開発者のワークフローをサポートするように設計された新しい接続ツールのセットであるUnity Cloudも導入した。現在早期アクセス中のUnity Cloudは、コラボレーション、資産管理、チーム管理のための新しい機能を提供する。このプラットフォームは、開発ライフサイクルを簡素化し、チーム間および開発のさまざまな段階にわたるコンテンツのワークフローを容易にすることを目的としている。全てのUnity Personal、Pro、Enterprise、IndustryサブスクライバーがUnity Cloudにアクセスできるようになるとのことだ。

出典:プレスリリース