ビビンコ(北九州市八幡西区)は、クラウドサービス「Gen2Go」を5月1日に先行開始し、5月12日に一般公開した。このサービスは、OpenAI社の最新GPT-4oを含む多様な言語モデルを利用し、迅速に業務システムに文章生成機能を組み込むことが可能だ。企業独自の文書を用いた文章生成や、ChatGPTのようなチャット機能も提供する。

「Gen2Go」は、ウェブインターフェイスを通じて企業固有の文書を登録し、それを基に文章を生成する。プロンプトを作成し、APIやJavaScriptスニペットを介して業務システムに統合できる。ビビンコはプロンプト作成支援サービスも提供し、業務品質の均一化を図る。

実際に「Gen2Go」を導入した不動産会社A社では、顧客からの問い合わせに対する返信メールを自動生成している。これにより、返信作業の時間短縮とサービス品質の向上が実現している。料金は月額9,800円からと手ごろで、無料トライアルプランも用意されている。

ビビンコは「Gen2Go」を通じて、ノーコードツールやRPAツールなどからプロンプトを簡単に呼び出せるようにする計画だ。高精度モデルへの対応やプロンプトテンプレートの追加も予定しており、企業のビジネス活動のアップデートを支援する。開発・販売担当の井上研一は、中小企業のビジネスアップデートを目指し「Gen2Go」の普及を推進する意向を示している。

出典:プレスリリース