データプラットフォームソフトウェアプロバイダーであるWekaIOは、ハイパフォーマンスコンピューティングアプリケーション向けのデジタルインフラストラクチャーの設計および運営を行うApplied Digital Corporationとの提携を発表した。このパートナーシップは、Applied Digitalが最近開始したAIクラウドサービスに高速化されたソフトウェアアーキテクチャーを提供することを目的としている。このサービスにより、企業顧客はさまざまな環境でAIモデルのトレーニングと推論のためにGPUリソースをオンデマンドで購入して使用できるとのこと。

WekaIOとApplied Digitalのパートナーシップにより、AI顧客のGPUの使用率と効率が向上する予定だ。AIは大きなビジネスの可能性を秘めており、多くの企業が新たな価値提案の創出、業務効率の向上、研究開発の加速のためにAIを活用することに熱心だ。ただし、AI用に何千ものGPUを所有して運用するのは高コストで複雑であるため、法外な費用がかかる可能性があるため、顧客はAIとハイパフォーマンスコンピューティングのワークロードをサポートするクラウドアクセスをApplied Digitalなどのプロバイダーに頼ることになるとのこと。

Applied Digitalの顧客は世界最大級のGPUクラスターを使用しており、クラスター当たり10,000個以上のGPUに拡張する計画がある。これには、1秒当たり1テラバイト以上のデータアクセスが必要だ。WekaIOデータプラットフォームは、AIおよびハイパフォーマンスコンピューティングワークロードのデータパイプラインを最適化し、GPUデータセンターの効率を高める。これにより、顧客は単一ラックで1秒当たり1.8テラバイトの帯域幅を達成でき、インフラストラクチャーのコストとエネルギー使用量が削減され、GPU使用率が最大20倍向上するとのこと。

Applied DigitalとWekaIOのパートナーシップは、GPUの使用率と効率を向上させ、高性能のデータストレージと管理機能を提供し、データオンボーディングを簡素化し、顧客が導入をシームレスに拡張できるようにすることを目的としている。これは、GPUの一部から数万のGPUサーバーまで多岐にわたり、AIテクノロジーの活用を検討している企業に柔軟でスケーラブルなソリューションを提供するとのことだ。

出典:プレスリリース