Wipro Limitedは、企業向けのオーダーメイドの統合AI環境の構築を容易にするように設計された、新しいWipro Enterprise AI-Readyプラットフォームを発表した。このプラットフォームには、IBMのWatson AIと、さまざまなWatsonサービスを含むデータプラットフォームが組み込まれており、クライアントにおけるAIの導入を促進する。これは、ツール、大規模な言語モデル、ガバナンス機能の包括的なスイートを提供し、将来の業界固有の分析ソリューションの準備を整える。

この取り組みは、ウィプロとIBMの広範な協力の成果であり、ウィプロの業界およびテクノロジーの専門知識とIBMのAIイノベーションを組み合わせることが目的だ。この提携は、企業にAIエコシステムを効率的に構築するための柔軟性を提供するソリューションを開発することを目的としている。WiproのJo Debecker氏は、エンタープライズレベルのAI導入を進めるには、AI利用における機敏性と信頼性の重要性を強調した。

さらに、共同資金提供によりIBM TechHub@Wiproが設立され、AI、自動化、ITの最新化に焦点を当てた専門家とリソースのネットワークによる顧客サポートのハブとして機能する。IBMのKate Woolley氏は、専門知識とテクノロジーを組み合わせて強化された顧客サポートを提供する準備ができている、20年間にわたるパートナーシップの強化に熱意を表明した。

Wipro Enterprise AI-Ready Platformは、クライアントがAI主導のビジネス変革のためにデータソースを統合および標準化できるようにすることで、会話型AIやコンテンツ生成などのさまざまな業界固有のアプリケーションをサポートする。WiproのNagendra Bandaru氏は、プラットフォームの柔軟性により、クライアントが好みのクラウド環境で大規模な言語モデルを開発および展開できるようになると強調した。このプラットフォームは、AIライフサイクル全体にわたるガバナンスを自動化することで、責任あるAIも強調している。ウィプロの従業員は、共同ソリューションの開発を促進するために、IBMテクノロジーに関するトレーニングを受ける。詳細については、興味のある方はWiproのウェブサイトをご覧ください。

出典:プレスリリース