ユウクリ(東京都渋谷区)は、クリエイターによる生成AIアノテーション用の教師データ作成サービスを2024年2月から提供開始した。AI開発企業やアノテーション代行企業に向けた新サービスは、大量かつ高品質な教師データの提供を可能にする。

同社によると、生成AIの学習には大量の教師データが必要だが、クラウドソーシングでは質の担保が難しいという課題があった。ユウクリは、クリエイターの専門知識を生かし、量と品質の両方を確保するサービスを開始し、高品質なデータ作成を実現するとしている。

例えば、風景画像のセグメンテーションでは遠近法を理解するクリエイターが、Photoshopを駆使して細部まで正確に対応。人物画像では解剖学の知識を持つクリエイターが、隠れた部分の想像を可能にする。LLMでは、経験豊富なライターが文献を参照し、校正・校閲を行い、正確なデータを作成する。

ユウクリは、登録クリエイター30,000名、グループ会社を含む総リソース600万名以上を擁し、画像・動画・文章など多様な教師データに対応。専門知識と実績を持つクリエイターが品質を担保し、多様な職種をカバーするチームで、教師データのルールやマニュアルの提案も行う。最短3営業日でチームを構築し、納品責任とセキュリティーも保証されている。具体例の資料は公式サイトで提供されている。

出典:プレスリリース