ABEJA(東京)はAIとDXの社会実装を推進し、Google Cloudを活用してAIの実用化を図っている。2022年からはGoogle Workspaceを用いたアナログ情報のデジタル化やAI機能をノーコードで利用できるサービスを提供し、顧客企業のデジタル変革を支援している。

同社は2018年から生成AIの一種であるLLMの研究開発に着手し、Google Cloudと自社のNVIDIA GPUを駆使して2022年にLLMの学習に成功。2023年3月からは「ABEJA LLM Series」をプラットフォームに搭載し、顧客に提供している。

また、ABEJAはNEDOの「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」に採択され、日本語LLMの研究開発を進めている。このプロジェクトではGoogle CloudとA3 GPUスーパーコンピューターを活用し、技術支援を受けている。

今後もABEJAはGoogle Cloudと協力し、生成AIの利活用を進める。具体的には、生成AIの正しい活用普及、Google Cloudのサービス検証、開発サービス提供、ABEJA LLM Seriesとの連携強化などを行う。グーグル・クラウド・ジャパン合同会社の平手智行氏は、ABEJAの取り組みを歓迎し、Google Cloudの製品を通じて顧客のビジネス成長に貢献する意向を示している。

出典:プレスリリース