AccentureとAmazonウェブサービス(AWS)は、高度な生成AIテクノロジーの導入を促進するために協力する計画を明らかにした。AWS re:Invent 2023で発表されたこのテクノロジーは、ソフトウェア開発とアプリケーションの最新化を変革する可能性を秘めている。この提携により、開発者と企業顧客は、アクセンチュアの高度AIセンターのアクセラレーター、実践的な専門知識、ベストプラクティスを提供できるようになる。目的は、Amazon Qやその他のAWS AIサービスを使用して、クライアントがユースケースをコンセプトから本番環境に持ち込めるよう支援することだ。

この取り組みの一環として、AWS AIサービスはアクセンチュアの自動化プラットフォームと統合される。これにより、ソフトウェア開発ライフサイクル全体を通じてAIがシステムとアプリケーションに組み込まれることになる。Accentureのデータレポートによると、Amazon CodeWhispererを使用すると、開発作業が最大30%増加すると同時に、セキュリティー、品質、パフォーマンスも向上する。Accentureは今後2年間で、最大50,000人の開発エンジニアがAmazon QやAmazon CodeWhispererなどのAWS AIサービスを利用できるようにする予定だ。

Accentureが実施した調査によると、経営幹部の97%が生成AIが革新的であると信じており、その結果として市場シェアの拡大を期待していることが分かった。生成型AIの台頭は、変化を受け入れ、データを中心とした強力なデジタルコアに投資することの重要性を浮き彫りにしている。これは組織が現在に適応し、将来に備えるために不可欠だという。

Accentureの高度AIセンターは既に、Amazon Bedrock、Amazon CodeWhisperer、そして今回のAmazon Qなど、AWSのデータとAIサービスを活用する共同顧客を支援している。これらの顧客の1つが欧州委員会の海洋水産総局(DG MARE)だ。Accentureと協力して、DG MAREはシステムの最新化に取り組んでおり、AWS AIサービスとその統合されたクラウドネイティブプラットフォームを使用することでシステムをより高速かつコスト効率の高いものにしていると述べた。

出典:プレスリリース