ActivePortのプレスリリースによると、 ActivePortとRadian Arcは、電気通信業界におけるAIイノベーションの新時代を導くために提携した。この提携は、通信会社とその企業顧客にGPU-as-a-Service(GaaS)を提供することで、AIの導入を加速することを目的としている。

ActivePortによると、今回のパートナーシップは、世界中で成長を続ける50社の通信会社顧客のネットワークで既に確立されているRadian ArcのAMDベースのGPUプラットフォームを活用している。このGPUプラットフォームとActivePortのオーケストレーションテクノロジーを組み合わせることで、AIモデルのトレーニングと展開に革命を起こすことを目指しているという。通信会社や企業はネットワーク内にAIモデルを簡単に導入できるようになり、低遅延AIソリューションの開発につながる、と述べている。

ActivePortとRadian Arcソリューションの重要な利点の1つは、プレスリリースで述べられているように、データ主権の維持だ。このソリューションは、モデルデータが通信会社のネットワークの安全な範囲から決して出ないようにすることで、強化されたデータ保護を提供する。 このデータ主権機能により、このパートナーシップは、厳しいセキュリティー要件を持つプロジェクトにとって魅力的な選択肢となる。

Radian ArcのCEO、David Cook氏は、ActivePortとのパートナーシップ拡大に興奮を表明し、GPU-as-a-Service機能の統合により、通信会社や企業顧客がネットワーク内でAIの力を活用できるようになると述べた。同氏は、この提携により独自の低遅延AIソリューションが提供され、データ主権の側面により国固有のデータ要件や影響を受けやすいデータ要件を持つプロジェクトに最適であると強調している。

ActivePortの会長兼CEOであるPeter Christie氏は、同社のオーケストレーションソフトウェアにより、AI用のGPUとFPGAの能力がサービスとして通信会社の顧客に容易に利用可能になると述べた。