アドビ(カリフォルニア州サンノゼ)はGDC 2024で、Adobe Substance 3DにAdobe Fireflyの生成AI機能を組み込んだと発表。工業デザイナーやゲーム開発者、VFXプロフェッショナルの創造性と効率性が向上し、3Dテクスチャリングや背景画像生成が加速。

新機能「テキストからテクスチャ生成」をSubstance 3D Samplerに導入。クリエイターはテキストプロンプトから多様なテクスチャを生成可能に。物理プロトタイプや写真撮影が不要になり、クリエーティブプロセスが強化される。Substance 3D Stagerでは「背景を生成」機能が追加され、シームレスな合成が可能に。

セバスチャンデガイ氏は「Adobe Fireflyの統合は、制作プロセスの効率化だけでなく、クリエーティブの可能性を拡大するため」とコメント。アップデートはアイデア出しのスピードアップと創造の自由を提供し、リアルなテクスチャや環境を短時間で生成可能に。

Adobe Fireflyで作成されたアセットには「コンテンツクレデンシャル」が付与され、生成AIの使用を示す。透明性を高めるC2PAのオープンソーステクノロジーにより、コンテンツの信頼性が保証される。新機能はSubstance 3D Sampler 4.4とStager 3.0のベータ版で利用可能に。アドビはデジタルコンテンツ制作の限界を押し広げるコミットメントを示す。詳細はAdobe Substance 3Dページで確認を。

出典:プレスリリース