ヒューレット・パッカードエンタープライズ(東京都江東区)は、エンタープライズ向けAIおよびデータレイクワークロードを支える「HPE GreenLake for File Storage」に新たな高密度オールフラッシュオプションを追加したと発表。このソリューションは、AIプロジェクトの全ライフサイクルをサポートし、データの収集から推論までのプロセスを効率化する。

新オプションは、処理能力が2倍に向上し、1ラックユニット当たり1.3560PBのall-NVMe JBOFを搭載。これにより、システムスループットとラックユニット当たりの性能が2倍、容量が4倍になり、消費電力を最大50%削減。データセンターの環境負荷を軽減し、サステナビリティに貢献する。

また、高密度ストレージラックにより、HPE製品の容量密度は7倍に向上。競合他社製品と比較して最大2.3倍の容量密度を実現する。データ削減は「類似性アルゴリズム」を用い、圧縮や重複排除とは異なるアプローチで効率的に行われる。

HPEは、InfiniBand、NVIDIA GPUDirect®、RDMAを介したGPU利用の最適化をサポートし、AIワークロードの加速を図る。最大720PB(3:1データ削減時)までの有効容量拡張が可能で、エンタープライズAIファイルデータの取り扱いを強化する。詳細は公式サイトおよびプレスルームで確認できる。

出典:プレスリリース