アドバンスト・メディア(東京都豊島区)は、米国Microsoft社の「Azure OpenAI Service」を活用したクラウドサービス「VoXT(ボクスト)生成AI(β)Powered by GPT-3.5」の試験提供を開始した。このサービスは、会議の文字起こし結果などのテキストに対して、任意のプロンプト(指示)を入力することで、文章の要約や翻訳を簡単に行うことができる。要約や翻訳のほか、インタビューやスピーチなどの原稿作成や情報整理など、幅広い業務に活用することができ、業務の質の向上と効率化を支援する。

また、アドバンスト・メディアは、「要点まとめ」「議事録」「社内報など」「フォーマット提案」など、目的に合わせたプロンプトのテンプレートを用意している。これにより、ワンクリックで簡単に回答を生成できる。さらに、「200字程度で翻訳」のように自由度の高いプロンプトを入力することも可能で、ユーザーの要望に合わせた高品質な回答を生成する。

このサービスは、米国Microsoft社の「Azure OpenAI Service」を使用しているため、ユーザーの利用するデータが外部利用されない。そのため、セキュアな環境で業務効率化を支援できる。また、2023年7月より茨城県取手市役所における実証実験を経て、有効なDX推進手段としてこのサービスが認証され、現在は同市にて全庁的に利用されている。

アドバンスト・メディアは、AI技術によりAIが人をサポートし、より高度かつクリエーティブな業務に人が従事できるAISH(AI Super Humanization)の実現を目指し、今後も新しいソリューションや顧客サービスの提供に力を入れていくとのことだ。

出典:プレスリリース