AI inside(東京都渋谷区)は、損保ジャパン(東京都新宿区)の企業向け火災保険業務の効率化を支援する。AIエージェント「Heylix」を用いて、固定資産台帳からの情報抽出・転記を自動化し、精度95%を達成した。

「Heylix」は、アップロードされた固定資産台帳から必要な情報を自動で抽出・転記する。資料の前処理が不要で、従来のルールベースでは難しかった高度な自動転記を実現する。

損保ジャパンでは、代理店が顧客企業の固定資産台帳を確認し、契約書類を作成していた。しかし、顧客ごとに異なるフォーマットや膨大な項目数を持つ台帳を個別に処理するのに多大な時間と労力が必要だった。

今回の「Heylix」の導入により、損保ジャパンは業務の大幅な効率化を実現する。AI insideの経営層向けAI実装コンサルティングチーム「InsideX」は、今後も損保ジャパンのAI活用を支援し、業務プロセスの高度化に貢献する予定だ。

損保ジャパンのDX推進部課長、石川隼輔は「従来のAIでは実現が難しいプロジェクトだったが、AI insideの技術力と"InsideX"の知見により、期待した成果を実現できた」とコメントしている。今後もAIを活用した査定業務全般の改革に取り組むとしている。

出典:プレスリリース