AirMDRは、Foundation Capitalが主導し、Storm Venturesが支援する500万ドルのシード資金調達ラウンドを成功裏に確保した。この資金は、研究開発の取り組みを拡大するとともに、同社の市場参入を推進するために充てられる。AirMDRのマネージド検出および対応(MDR)へのアプローチでは、従来は人間のアナリストが担当していたタスクの大部分をAIで実行し、サイバーセキュリティーの人材不足に対処し、中小企業(SMB)にスケーラブルなソリューションを提供する。

Foundation CapitalのパートナーであるSid Trivedi氏は、サイバー脅威に対抗するために必要なスキルが不足していることが多い中小企業にとって、効果的なサイバーセキュリティーソリューションが極めて重要であることを強調した。AirMDRのAI駆動型MDRプラットフォームは、あらゆる規模の企業に手ごろな価格で効率的なソリューションを提供する準備ができている。サイバーセキュリティーの豊富な経験を持つCEOのKumar Saurabh氏は、高度なAIテクノロジーを使用してサイバー格差を縮小するべく同社を率いることになっている。

現在30億ドルの価値があるMDR市場は急速に拡大しており、今後1年以内にMDRサービスを利用している組織が2倍になると予測されている。AirMDRの仮想アナリストは、セキュリティーオペレーションの品質と速度を向上させるように設計されており、自然言語処理(NLP)と自動化されたプレーブックを使用して、通常は人間のアナリストでははるかに長い時間がかかるタスクを実行する。同社は、200を超える統合で大きな優位性を誇り、幅広い技術スタックをサポートしている。

資金調達に伴い、Sid TrivediがAirMDRの取締役会に加わり、既に優れた経営陣に加わった。CEOのKumar Saurabhは、ArcSightとSumoLogicで製品開発を指揮し、LogicHubの共同創設者でもあったことから、エンタープライズセキュリティーで20年の経験を持っている。チームには、CTOのSrikant Vissamsetti、最高製品責任者のAnand Ramanathan、CMOのCarolyn Crandallも含まれており、それぞれがそれぞれの分野で豊富な経験を持っている。AirMDRは、AIと人間の専門知識を統合して、世界中の企業のサイバーセキュリティー対策を強化することで、MDR環境を再定義する予定だ。

出典:プレスリリース