エーアイ(東京)は、iFLYTEKとの協業を通じて、同社のAIデバイス製品に「AITalkⓇ5 SDK」の日本語音声合成エンジンを提供することになった。iFLYTEKの製品「翻訳機」「スキャンペン」「AIノート及びVoiceBook」には、この技術が採用される。

iFLYTEK(中国)は、1999年の設立以来、音声認識と人工知能分野でアジア太平洋地域をリードする企業として知られている。同社は、音声と言語の理解、機械学習などの基礎技術研究に注力し、AI製品の開発と応用を進めている。

「AITalkⓇ SDK」は、WindowsOS・LinuxOS対応のリアルタイム音声合成エンジンであり、ロボットやデジタルサイネージなどに組み込むことが可能だ。人間らしい自然な音声合成を実現するこの技術は、幅広いアプリケーションでの利用が期待されている。

iFLYTEKは、2008年に深セン証券取引所に上場し、その後も人工知能技術を活用した製品開発に力を入れている。今回の「AITalkⓇ5 SDK」の採用により、同社のAIデバイスが日本市場での存在感を高めることが予想される。

出典:プレスリリース