オルツ(東京都港区)は、自社開発の軽量型大規模言語モデル「LHTM-OPT」をAWS Marketplaceに日本語LLMとして世界で初めて公開したと発表。同社によると、このモデルは2023年10月のリリース以来、国内の多くのアプリケーションで使用されているという。

「LHTM-OPT」は、日本語データを多く含む国産のプライベートLLMモデルであり、自動応答や機械翻訳などのアプリケーション開発に即座に適用可能。オルツはこのモデルを利用した多様な実証実験(PoC)への応用も期待しており、日本語LLM市場での活用拡大を目指す。

APIサービスは「alt developer」を通じて提供され、価格は12円/1万オルツトークンとされている。AWS Marketplaceでは、ユーザーが自身のAWS環境に「LHTM-OPT」を簡単にデプロイできるようになっている。

オルツは、プライベートLLMの開発コンサルティングやカスタマイズ、特定業務向けのLLM開発支援も手掛けている。同社は、大規模言語モデルを活用したサービス開発を進め、日本社会のDX実現に貢献する方針だ。生成AIやLLMを用いたプロジェクトに関する問い合わせは、アライアンス窓口で受け付けている。

ソース:News_alt