Amazonは2023年7月22日、AI技術の安全・安心で透明性の高い開発を促進するため、バイデン大統領と政府、さらにテクノロジー業界の指導者らと協力することを決めたと発表した。

同社は次の8つの取り組みを行うと表明している。

1. AI モデルの誤用、社会的リスク、国家安全保障上の懸念を評価するため、社内外からの敵対的チェック(いわゆるレッドチームでのテスト)を取り入れる。

2.信頼と安全のリスク、危険な機能、安全装置を回避する試みに関する情報を共有する。

3.AIによって生成されたコンテンツを区別・識別できるようにするメカニズムを提供する。

4.サイバー攻撃に対するセキュリティーと内部脅威からの保護を強化するための投資をする。

5.サードパーティーによる問題と脆弱性の発見と報告に対するインセンティブを用意し、奨励する。

6.AIモデルの機能、制限、適切な使用範囲と不適切な使用範囲を一般向けにレポートする。

7.プライバシーを保護しながら、有害な偏見や差別といった社会的リスクを回避するための研究を優先的に実施する。

8. 社会の最大の課題に取り組むためのフロンティア AIシステムを開発する。