ASMA(東京都渋谷区)は、AIを活用したエントリーシート作成補助サービス「SmartES」をANCa(東京都渋谷区)に譲渡した。2024年4月30日に行われたこの譲渡は、就活生に質の高いESを短時間で作成する手助けをする「SmartES」と、新卒人材紹介で実績のあるANCaのサービスが融合することで、より効果的な支援が可能になるという判断から実施された。

「SmartES」は、約10万件の選考通過ESを学習したAIを用いて、ユーザーの経験を効果的にアピールする文章を自動生成する。このサービスは、文章作成における悩みを解消し、就活生が就職活動において本質的な部分に集中できるよう支援する。

ASMA代表の鈴木章広は、従来の就活サービスが情報格差の解消に注力していたのに対し、「SmartES」は能力格差の解消を目指して開発されたと述べる。AIの活用によりES作成時の格差をなくし、企業が本質的な能力や適性を見極める新しい選考方法へのシフトを促すことを願っている。

今後、ASMAは事業譲渡を機に経営資源の選択と集中を図り、新たな事業領域への挑戦を加速する。AIを用いた新しいアイデアやソリューションの提供により、社会のニーズに応えることを目指す。

出典:プレスリリース