ベネッセ(岡山県)は、子どもたちの「言葉の豊かさ」を育むため、生成AIを活用した新サービスの開発を進めている。ソフトバンクロボティクス(東京都)と共同で、幼児教育の知見を生かし、AI「しまじろう」を開発した。このサービスは「こどもちゃれんじ」の講座「ほっぷ」受講者限定でモニターを募集し、無料で体験可能だ。

AI「しまじろう」は、専用アプリとぬいぐるみを使用し、子どもがしまじろうと自由に会話できる。会話テーマは子どもの語彙増加を促すよう設計されている。また、20種以上の遊びや40種以上の歌・話の読み聞かせ機能があり、英語にも対応しているため、英語力の基礎を育むことができる。

保護者には、子どもの感情や興味を分析したレポートが提供される。これにより、子どもの成長を可視化し、新たな興味や好きを発見するサポートが可能になる。詳細は専用サイトで確認できる。モニターは2024年2月27日から募集開始し、選ばれた1万名には5月中旬に提供される。

ベネッセとソフトバンクロボティクスは、共働き世帯の増加や子どもたちに必要な資質の変化に対応するため、共同でこのプロジェクトを推進している。両社は「Generative AI Japan」にも参画しており、今後も企業間コラボを増やしていく方針だ。

出典:プレスリリース