由緒ある世界的な金融サービス機関であるBNYメロンは、大手銀行としては初となるNVIDIA DGX SuperPODを統合することにより、AIの進歩における重要なマイルストーンを達成した。同社の創立240周年に合わせたこの動きは、NVIDIAプロフェッショナルサービスとの緊密なパートナーシップによって導入が促進され、コンピューティング機能の飛躍的な進歩を表している。

新しく設置されたシステムは、一連のNVIDIA DGXユニットとInfiniBandネットワーキングを誇り、BNYメロンにとって前例のない処理能力を提供する。同社のCIOであるブリジット・エングル氏は、この展開の戦略的重要性を強調し、資産管理と保護のためのAI主導の機能を強化することで顧客サービスを強化すると指摘した。

BNYメロンは、NVIDIA AI Enterpriseソフトウェアを活用してAIアプリケーションの開発と管理を促進し、金融分野におけるAIおよび高速コンピューティングのリーダーとしての地位を強化する予定だ。同社のAI Hubは既に20を超えるAI主導のソリューションを備えており、予測分析から異常検出まで幅広いアプリケーションを備えている。

同社は、AI機能の拡張だけでなく、AI関連の潜在的なリスクに対処するための厳格なリスク管理とガバナンスの維持にも注力している。DGX SuperPODは、支払いの自動化や取引分析など、さまざまな金融業務をサポートする。BNY Mellonのイノベーションへの取り組みは、600を超えるAIの機会を特定し、NVIDIAのAIソフトウェアツール スイートを利用して多数のプロジェクトを継続的に開発していることによってさらに証明されている。

ソース:NVIDIA Newsroom