カクタス・コミュニケーションズ(インド)は、AI英文校正・翻訳ツール「Paperpal」の有効性を検証するため、東京大学新領域創成科学研究科先端生命科学専攻岩崎研究室の協力を得て製品モニター調査を実施した。Paperpalは、利用者数40万人を超える高品質な学術的英文校正・翻訳ツールであり、AIは350万稿以上の論文の校正データと熟練エディターの知見を基に設計されている。

研究者にとって英語論文の出版は、国際的な評価を得る上で不可欠な手段である。しかし、非英語圏の研究者は、英語での論文執筆に多大な時間を要することが知られている。研究「The manifold costs of being a non-native English speaker in science」によると、非英語圏の研究者は英語圏の研究者に比べて2倍の時間が必要とされる。

AIツールの利用は研究者の間で広がりを見せており、54%が週に複数回から毎日のように利用しているという。このような状況の中で、AIツールが英論文執筆の生産性向上にどれほど寄与するかの検証はこれまで十分ではなかった。

今回の東京大学岩崎研究室との協力によるPaperpalモニター調査は、AIツールが日本人研究者の英論文執筆における障壁をどの程度軽減するかを明らかにするためのものである。調査結果は、研究者の執筆作業を支援し、生産性を向上させる可能性を示唆している。

出典:プレスリリース