キャスター(宮崎県西都市)は、オルツ(東京都港区)との間で、生成AIを活用したプロダクト開発とサービス運用を行う合弁事業の基本合意書を締結した。2024年5月23日の取締役会で決議されたこの合意は、P.A.I.®️(パーソナル人工知能)を含むAIクローン技術の開発と実用化を目指す。

合弁事業の目的は、人手不足への対応と労働生産性の向上にある。キャスターはリモートワークに関する知見を、オルツのAI技術と組み合わせることで、「労働バイアス」の解除と「人の非生産的労働からの解放」を目指す。新会社はキャスターの完全子会社として2024年9月1日に設立予定で、オルツからの技術供与を受ける。

新会社の事業内容は、生成AIを用いたプロダクト開発、アノテーション事業、AIエージェントの受託開発、AIエージェント派遣事業などが予定されている。出資比率はキャスターが100%を担い、オルツからの供与物は資本に転換される予定だ。新会社の具体的な名称や所在地、代表者は未定である。

出典:プレスリリース