Cinnamon AI(東京都港区)は、AI-OCRと生成AIを統合した「Flax Scanner HUB」の先行提供を開始。2024年4月からの販売を予定し、インテリジェント・プロセス・オートメーション市場への本格参入を発表。同社は、非定型帳票処理における高精度AI-OCRを提供し、企業のデータ活用拡張を目指す。

「Flax Scanner HUB」は、シナモンAIが蓄積した技術を活用し開発。事前学習不要で高精度な読み取りが可能となり、顧客のAI-OCR導入体験を向上させる。請求書や領収書などの一般的な帳票から、健康診断書や貿易書類などの非定型帳票の読み取りも可能に。

「Flax Scanner HUB」はクラウド、オンプレミス、専用サーバーなど、多様な提供形態を用意。スピーディーな導入やセキュアな利用が可能で、さまざまなパートナー企業に対応。これにより、業務の効率化とプロセスの向上が期待される。

インテリジェント・プロセス・オートメーション(IPA)市場は、AIや機械学習などの技術を駆使し業務プロセスを自動化。2022年には128億ドルの市場規模を持ち、2030年には292億ドルに達する見込み。シナモンAIは「Flax Scanner HUB」を通じて、企業の複雑なデータ処理に貢献し、IPA市場の成長を促進する。

出典:プレスリリース